そよかぜ



1945年(昭和20年)10月10日公開
制作:松竹大船撮影所
配給:松竹 
監督:佐々木康
脚本:岩沢庸徳
出演者:並木路子、上原謙、佐野周二、斎藤達雄、二葉あき子、霧島昇他
音楽:仁木他喜雄、万城目正


全編音楽に溢れた作品である。

この作品が、終戦から2ヶ月も経たずに公開されたことに驚かされる。

また戦後、GHQ(連合国軍総司令部)の検閲を通った第1号の映画としても知られる作品である。

しかし公開当時の評論は、すべて否定的であった。
それにもかかわらず、挿入歌『リンゴの唄』とともに映画は大ヒットした。

敗戦までの暗く厳しい道のりからようやく開放された人々が何を求めていたのかが良く分かる。
決して美人とは言えないが、溢れんばかりの並木路子の笑顔がそれを如実に示している。

大衆はいつもみな正直なのである。