むかしむかしの映画と音楽

むかしなつかし思い出いっぱいの映画と音楽を紹介してゆきます。

2015年10月

まぼろし探偵の歌

まぼろし探偵の歌

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1959年4月1日から1960年3月27日(56回)
制作局:KRT(現:TBS)
制作:折込広告社
監督:近藤竜太郎、星公達郎
原作:桑田次郎
脚本:柳川創造、山本流行、木村学司、梅田慶公、米津善吉、小川繁、吉井実、百瀬千又、上野一雄
出演者:加藤弘、天草四郎、鈴木四郎、花咲一平、吉永小百合、藤田弓子、利根はる恵他
主題歌: 作詞:照井範夫補作:山本流行作曲:渡辺浦人 歌:上高田少年合唱団
提供:前期は日本水産、後期はエースコックのそれぞれ一社提供


 『まぼろし探偵』は、1957年3月号~1961年12月号『少年画報』に連載され一度終了したが、1964年11月号~1965年4月号まで再連載の桑田次郎(エイトマンの原作者)の漫画作品をベースに原作としてラジオドラマ、特撮テレビ番組、映画作品となっている。

 不思議である。今回この一連のブログのコラムまがいの文章を書くにあたって考え込んでしまった。

 原作がありテレビドラマ化され映画化されるケースが、「テレビ」という媒体が出てきてから当たり前になっているのである。しかも50年以上も同じパターンを繰り返している。

 何かが違うと思って、気がついた。

 時間である。

 一般大衆に認知されないうちに、子供は知ってても大人は知らない、それでも商品化してしまう。それが、この頃から既に始まっている。

 今もこの現象はリアルタイムで起こっている。

 この頃はまだ、大人と子供が同じ時間帯で同じテレビを見る余裕があった。共通の話題にもなった。映画化されれば親子いっしょに見にいっても違和感はなかった。

 今は違う。すべてが早すぎる。

 子供しか知らない、分からないものが多すぎる。

 価値観の多様化などという言い訳では、理解できない。

 価値が決まる前に、誰かが勝手に一般化してる、押し付けている。

 ほんとうに価値のある、後世に残る作品が出難い時代である。

 改めて、この作品のまだ中学1年生くらいの吉永小百合、藤田弓子の純粋な姿に見入ってしまう。

 はたして我々は、彼女たちは、今のこの時代に満足しているか。 


 


 
 

スーパージャイアンツ『鋼鉄の巨人』

スーパージャイアンツ『鋼鉄の巨人』

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シリーズのアメリカ版の1部



公開:1957年7月30日
制作:新東宝
監督:石井輝男
原作:根岸伸介
脚本:宮川一郎
出演者:宇津井健、高田稔、池内淳子、岩下亮、中山昭二他


 出演者の名前だけ見れば後のホームドラマの配役のようであるが、れっきとした空想特撮ヒーロー映画である。

 弾丸よりも早く、鋼鉄より強い宇津井健扮する宇宙人スーパーヒーロー「スーパー・ジャイアンツ」が活躍する映画である。地球の核実験を止めさせるためにエメラルド遊星から送られたれっきとした平和の使者なのである。子供たちが娯楽に飢えていた時代のすばらしい作品である。

 子供向けスーパーヒーローものとして大ヒットし、後も8作公開されている。


・『続鋼鉄の巨人』(公開:1957年8月13日)

・『怪星人の魔城』(公開:1957年10月1日)

・『地球滅亡寸前』(公開:1957年10月8日)

・『スーパージャイアンツ 人工衛星と人類の破滅』(公開:1957年12月28日)

・『続スーパージャイアンツ 宇宙艇と人工衛星の激突』(公開:1958年1月3日) 
 
・『スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現』(公開:1958年4月28日)

・『続スーパージャイアンツ 悪魔の化身』(公開:1959年3月27日)

・『続スーパージャイアンツ 毒蛾王国』(公開:1959年4月24日)






 
 

少年ジェットの歌

少年ジェットの歌



1959年3月4日~1960年9月28日(83回)
1961年7月2日~1962年4月1日続編『新少年ジェット』(26回) 
制作局:フジテレビ
制作:大映テレビ
監督:古城菅也、斎藤益広
原作:武内つなよし
脚本:棟明郎、紺野八郎、斎藤益広
出演者:中島裕史(初代少年ジェット)、土屋健(2代少年ジェット)、高田宗彦、大川修他
主題歌: 作詞武内つなよし作曲宮城秀雄、ひばり児童合唱団
提供: ヱスビー食品


講談社雑誌「ぼくら」に作画武内つなよしで1959年から3年連載され、テレビ劇化が同時並行してされた作品である。

黄色いマフラーをたなびかせて富士産業のラビットマイナーに乗り愛犬シェーンを伴う姿は、拳銃に似たスーパーコルト、「ウ~、ヤ~、タァ~!」のミラクルボイスとともに少年たちの憧れの的であった。

製作スタッフの大鶴秀栄(大鶴日出栄)は、劇作家の唐十郎の実父である。






 

人生は六十一から

人生は六十一から



公開:1941年(昭和16年)4月
制作:東宝・吉本興業協同作品
監督:齋藤寅次郎
脚本:山名義郎、志村敏夫 
出演者: 横山エンタツ、花菱アチャコ、高勢実乗(タカセミノル)、英百合子、立花潤子他


 現代しゃべくり漫才の基礎を作った大漫才師エンタツ、アチャコの喜劇である。エンタツの名を知らない人でも、先日亡くなった吉本新喜劇の大看板、花紀京(ハナキキョウ)の父親であると言えば わかって頂けるかもしれない。

 また、「わ~しゃかなわんよ。」、「ア~ノネおっさん。」などのとぼけたせりふで知られた高勢実乗が、喜劇の味を大きく深めてくれている。

 殺伐とした時代に入ろうとしていた太平洋戦争前 、庶民にとって喜劇映画は一服の清涼剤だった。まだ平均寿命が70歳前後だった頃、61歳という年齢は一日一歩ずつ神様に近くなるイメージがあったのかもしれない。

 残念ながら本来79分であった作品だが、欠損がある為60分少しになっている。しかし還暦世代にとっては、おやじの、おふくろの 若かりし頃の感性を垣間見る興味深い作品である。




 

快傑ハリマオの歌

快傑ハリマオの歌



1960年4月5日~ 1961年6月27日(65回)
制作局:日本テレビ
制作:宣弘社プロダクション 
監督: 船床定男、田村正蔵
原作 :山田克郎
脚本: 大村順一、伊上勝
出演者: 勝木敏之、 町田泉(第1部)、内藤雅之(第2部以降)、近藤圭子
主題歌:作詞 加藤省吾作曲 小川寛興、東京メール・クァルテット(第1話~第5話)、三橋美智也(第6話~)
提供:森下仁丹 


第1部:魔の城(13話)
第2部:ソロ河の逆襲(13話)
第3部:アラフラの真珠(13話)
第4部:南蒙の虎(13話)
第5部:風雲のパゴダ(13話)


 太平洋戦争直前。マレー半島に大日本帝国陸軍に協力した義賊“マレーの虎”と呼ばれた谷豊という人物がいた。彼は、地元の華橋に妹を惨殺(その首はさらしものにされた)され、その華僑たちに対抗して、地元マレー人たちと義賊団を結成した。後に30才の若さでマラリアで亡くなっている。

 谷豊の活躍は当時のマスコミで宣伝され、大映が現地ロケを行い、「マライの虎」という映画を制作し、1943年(昭和18年)公開大ヒットさせた。その話と映画を元に直木賞作家であった山田克郎が、「魔の城」を書き上げ「快傑ハリマオ」の原作となった。

 また1話~5話は試験的に、日本初のカラー放送が行われた 。内戦前のアンコールワットでの現地ロケも行われている。

 放送が始まった頃、まだ戦中派の男性たちが多く存命していたため、子供たち以上に大人たちがその内容に夢中になった。
 
 また放送と同時並行して石森章太郎(後の石ノ森章太郎)が、『週刊少年マガジン』1960年4月17日号から連載を行っている。





 
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