むかしむかしの映画と音楽

むかしなつかし思い出いっぱいの映画と音楽を紹介してゆきます。

海底人8823の歌

海底人8823(はやぶさ)の歌



1960年1月3日から1960年6月28日(26回)
制作局:フジテレビ
制作:大映テレビ室
監督:中川順夫、保田進、木俣和夫
原作:黒沼健
脚本:黒沼健
出演者:井上信彦、斉藤清末、坪井研二、錦町慶爾他
主題歌: 作詞:黒沼健作曲:宮城秀雄 歌:ビクター児童合唱団
提供:宮本製菓(現:カンロ)一社提供


 海底人8823は、遠い昔に彗星ツイフォンの接近により海底に没したエルデ大陸よりやってきた。本名はエルデ10008823という。芦ノ湖畔で助けられたお礼に勇少年に3万サイクルの音波が出る笛を与え、彼に危機が迫った時、笛を2回吹くと8823が助けに現れた。背びれを持った人間という不思議な設定であった。

 8823役の井上信彦は、大映から初のテレビドラマの主人公に抜擢された。後に「東京警備指令 ザ・ガードマン」にも出演している。

 またこの作品は、九里一平により漫画化され「少年」に連載された。
 
 なお現在までDVD化はされていない。




 

恐怖のミイラ

恐怖のミイラのオープニング



1961年7月4日から1961年10月3日(14回)
制作局:日本テレビ
制作:宣弘社プロダクション
監督:田村正蔵、船床定男
原作:高垣眸
脚本:御手俊治
出演者: 松原緑郎、三条魔子、バブ・ストリックランド
主題歌:作詞:?作曲:? 歌:?
提供:森下仁丹一社提供


海外では既にドラキュラ、狼男、フランケンシュタイン 、ミイラ男といった恐怖映画の主役が出揃っていた。

しかしたった3ヶ月の放送だったこのテレビドラマは、日本では別格だった。

 大学で法医学を学んでいる野々宮雄作は、エジプトで発掘して持ち帰った古代4000年前のミイラを生き返らせる研究をしていた。ある夜、ついに研究が完成してミイラは蘇生するが、ミイラは博士を殺害して研究所から姿を消す。

 当時ミイラ役をやっていたのは、京都でクラブのバーテンダーをしていたバブ・ストリックランドというアイルランド系アメリカ人であったらしいが、放送の途中から体の不調を訴え出演を取り止めている。 

またオープニングの不気味な女性の歌声も、誰の声なのか不明のままである。

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あの頃の3ヶ月間の日曜の夜、日本のお茶の間を恐怖に陥れた証拠をyoutube
の感想から一部を見てみよう。


・1か月前
 まだ小学生でした。トイレに行かれなくて朝まで我慢してましたね。本当に怖かったです。 
 
・ 4 か月前
 よく見てました 怖かったな 。。。。。
 
・ 4 か月前
 私も怖かった62才です! でも見れずにはいられなかった夜の番組です 
 当時 自宅近くに有る古戦場跡の公園でミイラが洞窟に潜んでいる場面を撮影してましたね・・・その洞窟も今は埋められてしまいました。
 
・ 4 か月前
 私の兄は62歳、子供心にオープニングの音楽がとても怖かったと言います!
ちなみに私の主人も同様に怖かったとか、時代を感じます!
 
・8 か月前
 小学2年生の時のテレビドラマ。白黒だが強烈な印象を残してくれた懐かしいドラマ。
シンプルで、当時の白黒画像がより、臨場感を一層醸し出してくれていた。
 
・9 か月前
 これは怖かったなぁ~、放送が始まりテーマー曲が聞こえてくると、トイレに行くのが怖かった、みんな同じだったんだなぁ。
 
ミイラは最後に風化して崩れ、風で木の葉のように舞い散ったような気がする。
 
・7 か月前
 何でこんなのが怖かったのだろう?
 
・11 か月前
 皆さんと同じように、本当に怖くて、日曜日の夕暮れの街の気配が今にもミイラが出てくるような感じがして、一人震えていました。
 
・ 1 年前
 この番組をよく覚えています。まだ私が小学校に入学する前の幼稚園児の時に放映されていたと思います。
まだ幼かったものでとても恐ろしかったのを覚えています。
特に女性のスキャットがとても怖かった記憶があります。
まだテレビ放映が始まって日が浅かった当時によくこれだけインパクトのある番組を制作したものだと思います。
 
・1 年前
 当時のTVで、このオープニングは怖すぎでした。
 
・11 か月前
 きっちりとアイロンかかってる
 
・ 1 年前
 出演者が同じ年倒産した新東宝からが多かったのは救済の意味があったのかも。
ラスト薬品を飲めbば人間になれるのを諦め砂になるミイラが悲しかったですね。
 
・ 2 年前
 当時小学生だった私は 翌日学校で話題にするのですがほとんどの友達は見ていませんでした。
親から見るのを禁じられていたようです。
私は姉と結託して強引に見てましたが。今見ても怖い。よくできた映像ですね。今晩おしっこいけるかな。(笑)
 
・ 1 年前
 原作は「ジャガーの眼」の高垣眸だったんですね。
これよりコワイものは小学校時代の梅図かずおのヘビ女だけです。
 
・ 2 年前
 小学生低学年・・がばいえすかった。いまでも忘れられない!
 
・2 年前
 50年もまえになります。
この作品より、こわいものは、いまだ、みていません。
本当に、こわかったです。
 
・ 2 年前
 この番組が流れている時間帯、チャネルを回すとき、4チャンネル(たしかこのチャネルのはず)をまたぐときは目をつむっていました。
そのくらい怖かった。
 
・ 2 年前
 懐かしい~・・・。私が4歳の頃だったんだ・・・。 
アップしてくれてありがとう!
この番組が始まる前に布団を敷きそこに兄弟でもぐりこんで顔だけ出して怖いのに見てたよ~。 
夜のシッコが怖かったあ~!
 
・3 年前
 懐かしいですね! 
人気絶頂だった「怪傑ハリマオ」の後番組でした。
まだ子供だったので本当に怖かったのを記憶しています。
今またこうして見れて幸せです。UPありがとうございます。





 

 

めぐり逢い

めぐり逢い



1957年(昭和32年)10月22日日本公開
制作:ジェリー・ウォルド(配給:20世紀フォックス)
監督:レオ・マッケリー
原案:レオ・マッケリー、ミルドレッド・クラム
脚本:レオ・マッケリー、デルマー・デイヴィス、ドナルド・オグデン・ステュワート
出演者:ケーリー・グラント、デボラ・カー他
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー



 このブログで初めて取り上げる外国映画である。

 私の母親世代にとって『めぐり逢い』のデボラ・カーの髪型、物腰、服装の影響は計り知れない。

 凛として背筋を伸ばした彼女の演技は、ケーリー・グラントの演技を圧倒している。

  ケーリー・グラント扮するニッキーの祖母役キャスリーン・ネスビットのピアノ演奏で、デボラ・カー自身が歌うシーンはどんな言葉を尽くしても表せない彼女のやさしさと純粋さを示してくれる。

 クリスマスの夜再び出会う2人の姿は、降る雪の白さ以上に2人の純粋な愛を感じさせてくれる名作である。何度見ても、感動が薄れない時代を超えた数少ない名作のひとつである。

 無料でも見れるが、ぜひ家のテレビでゆっくりと見て欲しい作品でもある。




 

銀座カンカン娘

銀座カンカン娘



1949年(昭和24年)8月16日公開
制作:新東宝(配給:東宝)
監督:島耕二
製作:青柳信雄
脚本:中田晴康、山本嘉次郎
出演者:高峰秀子、笠置シヅ子、灰田勝彦、古今亭志ん生 (5代目)、浦辺粂子、岸井明他
主題歌:作詞 佐伯孝夫:作曲 服部良一 歌:高峰秀子


 誰もがつい鼻唄で口ずさむこの曲は、1949年4月にレコードとして販売されている。
高峰秀子の、今でいうアイドル路線だったのかもしれない。

 しかし映画もお得感満載の秀作に仕上がっている。

 当時既に一流のエンターティナー だった笠置シヅ子、灰田勝彦、岸井明が三者三様の「銀座カンカン娘」を聞かせてくれるのだ。
 さらに引退した落語家のおやじ役が、大名人古今亭志ん生である。志ん生の語り口、生き生きとした表情が伝わってくる。

 敗戦数年後とは思えない明るく楽しめる素直な良い作品である。





 

まぼろし探偵の歌

まぼろし探偵の歌

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1959年4月1日から1960年3月27日(56回)
制作局:KRT(現:TBS)
制作:折込広告社
監督:近藤竜太郎、星公達郎
原作:桑田次郎
脚本:柳川創造、山本流行、木村学司、梅田慶公、米津善吉、小川繁、吉井実、百瀬千又、上野一雄
出演者:加藤弘、天草四郎、鈴木四郎、花咲一平、吉永小百合、藤田弓子、利根はる恵他
主題歌: 作詞:照井範夫補作:山本流行作曲:渡辺浦人 歌:上高田少年合唱団
提供:前期は日本水産、後期はエースコックのそれぞれ一社提供


 『まぼろし探偵』は、1957年3月号~1961年12月号『少年画報』に連載され一度終了したが、1964年11月号~1965年4月号まで再連載の桑田次郎(エイトマンの原作者)の漫画作品をベースに原作としてラジオドラマ、特撮テレビ番組、映画作品となっている。

 不思議である。今回この一連のブログのコラムまがいの文章を書くにあたって考え込んでしまった。

 原作がありテレビドラマ化され映画化されるケースが、「テレビ」という媒体が出てきてから当たり前になっているのである。しかも50年以上も同じパターンを繰り返している。

 何かが違うと思って、気がついた。

 時間である。

 一般大衆に認知されないうちに、子供は知ってても大人は知らない、それでも商品化してしまう。それが、この頃から既に始まっている。

 今もこの現象はリアルタイムで起こっている。

 この頃はまだ、大人と子供が同じ時間帯で同じテレビを見る余裕があった。共通の話題にもなった。映画化されれば親子いっしょに見にいっても違和感はなかった。

 今は違う。すべてが早すぎる。

 子供しか知らない、分からないものが多すぎる。

 価値観の多様化などという言い訳では、理解できない。

 価値が決まる前に、誰かが勝手に一般化してる、押し付けている。

 ほんとうに価値のある、後世に残る作品が出難い時代である。

 改めて、この作品のまだ中学1年生くらいの吉永小百合、藤田弓子の純粋な姿に見入ってしまう。

 はたして我々は、彼女たちは、今のこの時代に満足しているか。 


 


 
 
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